
GA4のPV数が少ない…落ち込む前に確認したい5つのポイント
「GA4を入れてみたけど、PV数がびっくりするほど少ない…うちのホームページ、だめなのかな」。そんなふうに画面を見て落ち込んでしまう方は、実はとても多いです。でも、その数字がそのまま「ホームページの実力」とは限りません。設定のズレや、そもそもの見方の違いで、少なく見えているだけというケースもよくあります。この記事では、PV数が少ないときにまず確認したいポイントと、PV以外に見ておくと安心できる数字を、専門用語をできるだけ使わずに整理しました。読み終えるころには「次に何をすればいいか」が見えてくるはずです。
そもそもGA4の「PV数」って何を数えている数字?
PV数に落ち込む前に、まず知っておきたいのはPVは「ページが表示された回数」であって、来てくれた人の数ではないということです。ここを取り違えたまま「少ない」と判断してしまう方が本当に多いんです。数字の意味が分かると、同じ画面がまったく違って見えてきます。
PV数・ユーザー数・セッション数の違いをお店にたとえると

ホームページをお店にたとえると、とても分かりやすくなります。ユーザー数は「来店した人の数」、セッション数は「来店した回数」、PV数は「店内で見て回った棚の数」というイメージです。
| 指標 | お店でいうと | 意味 |
|---|---|---|
| ユーザー数 | 来店した人 | 何人が訪れたか |
| セッション数 | 来店した回数 | 何回訪れたか(同じ人の再訪も含む) |
| PV数(表示回数) | 見て回った棚の数 | ページが何回開かれたか |
たとえば1人のお客様がトップページ、サービス紹介、料金、会社概要、お問い合わせと5ページ見たら、ユーザー数は1、PV数は5になります。逆にいえば、PVが少なくてもじっくり読んでもらえているケースもあるということです。
GA4では「表示回数」という名前になっている
「PV数という項目が見つからない」というご相談もよくいただきます。これは以前のGoogleアナリティクス(UA)で「ページビュー数」と呼ばれていたものが、GA4では「表示回数」という名前に変わっているためです。左メニューの「レポート」→「エンゲージメント」→「ページとスクリーン」を開くと、ページごとの表示回数が一覧で並びます。名前が変わっただけで、数えているものはほぼ同じ。まずはこの画面を開けるようになれば十分です。
PV数が少なく見える「よくある5つの原因」

PVが少ないとき、原因は「本当にアクセスが少ない」場合と「正しく数えられていない」場合の2つに分かれます。切り分けずに落ち込むのはもったいないので、以下の5つをチェックリスト感覚で確認してみてください。
原因1:計測タグが一部のページに入っていない
アクセスを数えるための小さなプログラム(計測タグ)が、トップページにだけ入っていて下層ページに入っていない、というケースは意外とあります。「ページとスクリーン」の一覧に、あるはずのページ名が出てこないなら要注意です。この場合、実際にはもっと見られているのに数字だけが少なく出ています。
原因2:期間の設定がそもそも短い/ズレている
GA4を開いた最初の画面は、直近28日間や7日間など、思ったより短い期間になっていることがあります。画面右上の日付部分をクリックすれば期間は自由に変えられます。おすすめは「先月1か月」で見る習慣をつけること。月単位なら曜日の偏りもならされて、比べやすくなります。
原因3:自社の社員や制作会社のアクセスを除外している(していない)
社内からのアクセスを数えない設定にしていると、当然その分だけ数字は小さくなります。でもこれは「本当のお客様の数」に近づいているということ。少なく見えても健全な状態です。逆に除外していない場合は、自分たちが確認した分も含まれているので、実際より多めに出ています。
原因4:公開してから日が浅い・ページ数が少ない
公開したばかりのホームページは、検索エンジンに内容を認識してもらうまで数週間から数か月かかります。また、ページが5枚しかなければ、1人が全部見てもPVは最大5です。ページ数が少なければPVが伸びないのは当たり前。時間とページ数が積み上がるほど、数字はゆっくり育っていきます。
原因5:そもそも検索で見つけてもらえていない
検索結果に出てこなければ、誰も来られません。ここを確かめるにはGA4だけでは足りず、Search Console(サーチコンソール)という無料ツールで「検索結果に何回表示されたか」を見るのが近道です。表示回数はあるのにPVが少ないなら、タイトルの見直しで改善できる可能性があります。
中小企業のホームページなら、PV数はどのくらいが普通?
結論からいうと、業種や商圏によって「普通」はまったく違います。全国に商品を売る通販サイトと、瀬戸市やその周辺で商売をされている会社を同じ物差しで測っても意味がありません。
地域密着の会社は母数が小さくて当たり前
たとえば「瀬戸市 ○○工事」で探す人が月に数十人しかいなければ、どれだけ良いホームページでもPVは限られます。実際、月に300PVほどでも、毎月2〜3件の問い合わせにつながっている会社さんはたくさんあります。大事なのは数の大きさではなく、その数字が売上や採用につながっているかどうかです。
比べる相手は「他社」ではなく「先月の自分たち」

他社の数字は業種・地域・広告費などの条件が違うため、比べてもほとんど参考になりません。見るべきは前月比と前年同月比です。チェックするのは次の3つで十分です。
- 先月と比べて増えたか、減ったか
- 去年の同じ月と比べてどうか(季節の影響を除くため)
- 増減があった月に何をしたか(記事を書いた、チラシを配った など)
この3つを続けていくと、自社なりの「ちょうどいい数字」が見えてきます。
PVより先に見てほしい数字と、ページごとの確認方法
PVはあくまで通過点です。本当に見るべきなのはお客様がゴールに近い動きをしてくれたかどうか。ここを押さえると、PVが少なくても自信を持って判断できるようになります。
いちばん大事なのは「問い合わせ・電話・地図」への動き
ホームページの目的は、問い合わせや電話、来店につなげることですよね。であれば、問い合わせフォームの送信完了ページが何回表示されたか、電話番号のリンクが何回押されたかを数えるほうが、PVよりずっと役に立ちます。GA4ではこうした動きを「キーイベント(成果)」として登録できます。設定が難しければ、まずは完了ページのPV数を見るだけでも十分な目安になります。
どのページがよく見られているかを確認する
「レポート」→「エンゲージメント」→「ページとスクリーン」を開くと、よく見られているページが上から順に並びます。ここを見ると「会社概要が2番目に見られている」「採用ページがよく読まれている」といった発見があります。よく見られているページこそ、写真を追加したり内容を厚くしたりする価値のある場所です。
どこから来ているか(検索・地図・SNS・名刺)を見る
「集客」のレポートでは、お客様がどこから来たかが分かります。検索経由が少ないなら記事やページを増やす、直接アクセスが多いなら名刺やチラシが効いている証拠なのでそこをさらに活かす、といった判断ができます。数字を「次の一手のヒント」として読むのがコツです。
数字を見たあと、何から手をつければいい?

原因が見えてきたら、あとは順番どおりに進めるだけです。あれこれ同時にやるより、ひとつずつ、効果が分かる形で進めるほうが結果的に早いです。
まずは計測が正しいかを確認する
土台が狂っていると、何をしても効果があったのか判断できません。全ページに計測タグが入っているか、社内アクセスの扱いはどうなっているか、この2点を最初に確認しましょう。いわばホームページの健康診断です。ここが整えば、その後の数字を安心して信じられます。
ページを増やす前に、既存ページを整える
新しいページを作るのは手間がかかります。その前に、今あるページの手直しから始めましょう。たとえばページのタイトルを「サービス案内」から「瀬戸市の○○工事|料金と施工の流れ」のようにお客様が検索する言葉に近づける、サービス内容に価格帯や対応エリアを具体的に書き足す、写真を実際の現場のものに差し替える。こうした小さな修正だけで、見つけてもらいやすさも読んだあとの反応も変わります。
Googleビジネスプロフィールなど、検索以外の入口も見直す
瀬戸市のような地域ビジネスでは、地図検索からの流れがとても大きいです。Googleビジネスプロフィール(地図に出るお店情報)に営業時間や写真、ホームページのURLをきちんと登録しておくと、そこからホームページに来る人が増えます。入口を増やせば、PVは自然と後からついてきます。
よくある質問
GA4のPV数が1日0件の日があります。壊れていますか?
小規模なサイトでは0の日があるのは珍しくありません。ただし何日も続くなら、計測タグの設置ミスや別のプロパティを見ている可能性があります。ご自身のスマホからサイトを開き、GA4の「リアルタイム」に反映されるか確認してみてください。
UA(旧アナリティクス)のときよりPV数が減った気がします
GA4は数え方や訪問の区切り方が変わっているため、UAとの単純比較はできません。減ったのではなく物差しが変わった、と考えてください。比べるのはGA4を入れたあとの数字同士にするのが正解です。
PV数が少なくても問い合わせが来ていれば問題ないですか?
基本的には問題ありません。目的は集客や採用であって、PVを増やすこと自体ではないからです。ただ、問い合わせをもっと増やしたいなら、次のステップとして「見てくれる人を増やす=PVを増やす」取り組みが必要になります。
自分の会社からのアクセスはどうすれば数えないようにできますか?
GA4の管理画面で、社内のネット回線の番号(IPアドレス)を登録して除外する方法があります。設定が難しければ、まずは「社内で見た日は少し多めに出ている」と理解しておくだけでも十分です。
数字を毎日チェックしたほうがいいですか?
毎日見ると小さな上下に振り回されがちです。月に1回、同じ項目だけを見る習慣がおすすめ。見る項目を3つに絞ると、無理なく続けられます。
まとめ
- GA4のPV数が少なく見える原因は、計測のズレ・期間設定・公開からの日数など、サイトの中身以外にあることも多い
- PVはユーザー数・セッション数とは別物。GA4では「表示回数」という名前で表示される
- 地域密着の中小企業は母数が小さくて当たり前。比べるのは他社ではなく先月の自社
- PVより先に、問い合わせや電話などゴールに近い動きと、よく見られているページ・流入経路を確認する
- 改善は「計測の確認 → 既存ページの手直し → 検索以外の入口の見直し」の順で進めると迷いにくい
「うちの数字、これって多いの?少ないの?」という段階のご相談も大歓迎です。Webデザイン屋Tanim’sでは瀬戸市周辺の中小企業さんと一緒に、GA4の画面を見ながら状況を整理するところからお手伝いしています。気になることがあれば、お気軽に声をかけてくださいね。