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PV数って結局なに?GA4で「本当に読まれているページ」を見つける方法

PV数って結局なに?GA4で「本当に読まれているページ」を見つける方法

「アクセス解析を見てはいるけど、PV数が多いのか少ないのかも分からない」——瀬戸市でホームページのご相談をいただくとき、こんな声を本当によく聞きます。GA4(Googleが無料で提供しているアクセス解析の道具)は用語が多くて、開いた瞬間に手が止まってしまいますよね。でも実は、中小企業が最初に見る数字は2つだけで十分です。この記事では「PV数(表示回数)」と「平均エンゲージメント時間(読まれていた時間)」の意味を、専門用語をかみくだいて説明しながら、本当に読まれているページを見つけて次の一手を決めるまでの手順をお伝えします。

PV数とは?まずは「ページが何回見られたか」だけ押さえよう

PV数とは、ページが何回見られたかを数えた数字のことです。ページビュー数の略で、難しく考える必要はありません。

なぜこの数字から見るとよいかというと、いちばん直感的で分かりやすいからです。お店にたとえるなら「商品棚が何回のぞかれたか」。棚の前に立ってもらえた回数が多ければ、それだけ興味を持たれている入口が広いということになります。同じ人が朝と夜に2回見れば、PV数は2回とカウントされます。

ただし注意点もあります。のぞかれた回数が多くても、手に取ってもらえたかどうかは別の話。PV数だけを追いかけると、判断を間違えてしまうことがあるのです。

GA4では「PV数」ではなく「表示回数」と書かれている

GA4の画面を開いて「PV数がどこにも無い」と焦った方、ご安心ください。GA4では「表示回数」という日本語表記に変わっているだけで、中身はほぼ同じものです。

以前使われていたUA(ユニバーサルアナリティクス)では「ページビュー数」と書かれていました。2023年にGA4へ切り替わったタイミングで名前が整理されたため、昔の解説記事を読んでいると言葉が合わず混乱しがちです。「PV数=表示回数」と頭の中で置き換えてしまえば、それ以上悩む必要はありません。

PV数と「ユーザー数」「セッション数」の違い

この3つの違いは、工場見学にたとえると一気に分かりやすくなります。

  • ユーザー数=見学に来た「人の数」
  • セッション数=見学に来た「回数」(同じ人が翌週また来れば2回)
  • 表示回数(PV数)=見学中に「見て回った部屋の数」

つまり、1人が1回訪れて3ページ見れば、ユーザー数1・セッション数1・表示回数3となります。3つの数字がバラバラでも不具合ではありませんので、安心してください。

PV数だけを見ていると判断を間違える理由

PV数の弱点は、開いてすぐ閉じられても1回とカウントされることです。3分じっくり読んだ人も、2秒で戻った人も、同じ「1」なのです。

たとえばトップページの表示回数が月500回あったとしても、その大半が2秒で離脱していたら、実際に会社のことを知ってもらえた回数はごくわずかということになります。PV数はあくまで「関心の入口の広さ」しか教えてくれません。だからこそ、もう1つの数字を組み合わせる必要があります。

平均エンゲージメント時間とは?「ちゃんと読まれた時間」のこと

平均エンゲージメント時間とは、画面が実際に手前に開かれて、見られていた時間の平均です。PV数が「回数」なら、こちらは「中身をどれだけ見てもらえたか」を表します。

この数字が便利なのは、実態に近いからです。ブラウザで別のタブを開いて裏に回っている間や、パソコンを閉じている間の時間はカウントされにくい仕組みになっています。「ページを開いたまま昼食に行った」といった時間が混ざりにくいので、正直な数字が出てくるわけです。

PV数(何回見られたか)と平均エンゲージメント時間(どれだけ見てもらえたか)。この2つをセットで見るだけで、ホームページの状態はかなり見えてきます。

「エンゲージメント」を日本語にすると「しっかり見てくれた度合い」

エンゲージメントというカタカナは硬く感じますが、要は「素通りせずに向き合ってくれた度合い」という意味です。

以前の「平均滞在時間」は、ページを開きっぱなしにしていた時間も含まれてしまい、実際より長く出ることがありました。GA4のエンゲージメント時間は画面が手前にあるときだけを数えるので、数字は前より短く出ます。「昔より減った」と驚く方がいますが、悪くなったのではなく、測り方が正直になっただけです。

何秒あれば「読まれている」と言えるのか

これは文章の量によって変わります。ひとつの目安として、短い会社案内のページなら30秒前後、1000〜2000文字ほどのコラムなら1分前後あれば「ちゃんと読まれている」と考えてよいでしょう。

ただし、より大事なのは他社との比較ではなく自社の他のページと比べることです。「会社概要は1分20秒なのに、サービス紹介は15秒しかない」——こうした社内の差のほうが、次に何を直すべきかをはっきり教えてくれます。

エンゲージメント率もついでに覚えておくと便利

同じ画面に「エンゲージメント率」という数字も並んでいます。これは、10秒以上見た・2ページ以上見た・問い合わせなどの行動があった、といった訪問の割合です。

細かい定義は覚えなくて構いません。「素通りされなかった割合」とだけ理解しておけば十分です。この率が高いページは、内容がきちんと届いているページだと考えてください。

実際にGA4で「読まれているページ」を探す3ステップ

ここからは実践です。結論から言うと、難しい設定は一切せず、標準の画面を3ステップたどるだけで読まれているページは見つかります。

なぜなら、GA4には最初から必要なレポートが用意されているからです。「カスタム設定」や「探索レポート」といった上級者向けの機能は、慣れてからで問題ありません。まずは決まった道順を覚えてしまいましょう。

ステップ1:「ページとスクリーン」のレポートを開く

GA4にログインしたら、左側のメニューから「レポート」→「エンゲージメント」→「ページとスクリーン」の順にクリックします。これでページごとの成績表が表示されます。

このとき、画面右上の期間は直近3か月くらいの長めの設定にするのがおすすめです。中小企業のサイトは1週間だと数件しかデータが無いこともあり、短い期間では偶然の上下に振り回されてしまうためです。

ステップ2:表示回数の多い順に上から10ページだけ見る

表は最初から表示回数の多い順に並んでいます。ここで全ページを見ようとすると、確実に途中で挫折します。見るのは上位10ページだけで十分です。

そのうえで、トップページ・会社概要・製品紹介・施工事例・採用情報といった自社の主力ページが、この10位以内にいるかどうかを確認してください。「一番見てほしいページが圏外だった」と気づけたら、それだけで大きな収穫です。

ステップ3:表示回数とエンゲージメント時間を組み合わせて4分類する

上位10ページを、次の表のように4つに仕分けてみてください。やることが自然に決まります。

状態 読み取れること 次にやること
表示回数:多い/時間:長い 主力ページ。よく届いている 問い合わせ先を分かりやすく置く
表示回数:多い/時間:短い 入口は広いが中身が届いていない 最優先で改善。伸びしろが一番大きい
表示回数:少ない/時間:長い 隠れた強み。読んだ人には刺さっている トップからのリンクを増やして見せる
表示回数:少ない/時間:短い 今は役割が小さいページ 後回しでOK

この4分類ができれば、感覚ではなく数字で「どこから手をつけるか」を決められます。

瀬戸市の中小企業でよくある3つのパターンと改善の一手

ここからは、瀬戸市の製造業・窯業・工務店のみなさまのサイトで実際によく見かけるパターンをご紹介します。結論としては、どのパターンも大がかりな作り直しは不要です。

というのも、数字が教えてくれるのは「どこで気持ちが途切れたか」であり、そこを一か所直すだけで流れが変わることが多いからです。

パターン1:トップページはPVが多いのに、すぐ離れられている

いちばん多いのがこれです。表示回数は全ページ中1位なのに、平均エンゲージメント時間が10秒台。原因の多くは「何の会社か一目で分からない」ことにあります。

おしゃれな写真だけが大きく載っていて、事業内容が下のほうにしか書かれていない。あるいはスマホで見ると文字が小さすぎる。こうした場合は、冒頭の一文を「瀬戸市で〇〇を製造しています」と言い切る形に変えるだけで、数字が動くことがあります。

パターン2:施工事例・製品ページが長く読まれているのに、PVが少ない

これは、一番の強みが埋もれているもったいないケースです。たどり着いた人は2分以上読んでいるのに、そもそも見つけてもらえていません。

対応としては、トップページの目立つ位置に事例へのリンクを置く、複数の事例を1ページにまとめているなら1件ずつ独立したページに分ける、写真と短い説明文を増やす、といったところから始めるとよいでしょう。

パターン3:採用ページのPVが増えているのに気づいていない

意外と見落とされがちなのが採用ページです。求人サイトから会社名で検索して見に来る方が多く、問い合わせより先に採用の反応が数字に出ることがあります。

ここが伸びているなら、応募フォームや電話番号をページ上部にも置く、仕事の1日の流れや先輩社員の一言を追記する、といった手当てが効きます。数字が教えてくれなければ気づけない改善です。

数字を見たあとに「触るのは1ページだけ」でいい

一度に全部直そうとすると、まず続きません。おすすめは月に1ページ、1か所だけ。直したら日付をメモしておき、翌月に同じページの数字を見比べる。この繰り返しがいちばん効きます。

数字を見るときにやりがちな勘違い

最後に、つまずきやすいポイントを先にお伝えしておきます。結論は「小さな上下に一喜一憂しない」の一言に尽きます。

中小企業のサイトはもともとアクセス数が大きくないため、ほんの数件の増減で割合が大きく動きます。そこに振り回されると、せっかくの改善が続かなくなってしまうのです。

1日ごとの上下は気にしなくていい

「昨日は12件、今日は4件」——これは自然な揺れです。週末や連休、天候によっても数字は動きます。見るなら月単位、できれば前年の同じ月と比べてください。季節の影響を差し引いて、本当の傾向が見えてきます。

自分や社内のアクセスも数字に入っている

社長や担当の方が毎日ホームページを確認していると、そのアクセスも数字に混ざります。月100PV程度のサイトなら、社内分だけで1割以上ということも珍しくありません。

設定で除外することもできますが、まずは「数字は絶対値ではなく傾向として見る」という意識を持つだけで十分です。

目指すのはPVアップより「問い合わせ・電話」

忘れてはいけないのが、最終ゴールです。PVが2倍になっても問い合わせがゼロなら意味がありません。逆にPVが横ばいでも、月に1件の相談が増えれば大成功です。

PV数は通過点、エンゲージメント時間はその途中の手応えを測る道具。そう位置づけておくと、数字との付き合い方がぐっと楽になります。

よくある質問

PV数はどのくらいあれば合格ですか?

業種や地域で大きく変わるため、絶対的な合格点はありません。中小企業のサイトなら月100〜数百PVでも問い合わせにつながる例はあります。他社と比べるより、自社の前月・前年と比べて増えているかを見るほうが実用的です。

平均エンゲージメント時間が10秒しかありません。おかしいですか?

不具合ではなく「開いてすぐ離れられている」サインです。まずは、冒頭で何の会社か伝わっているか、スマホで読みやすいか、ページの読み込みが遅くないか。この3点をチェックしてみてください。

GA4が難しくて、どこを見ればいいか分かりません。

最初は「レポート→エンゲージメント→ページとスクリーン」の1画面だけで大丈夫です。見る数字も表示回数と平均エンゲージメント時間の2つに絞れば十分。慣れてから広げていきましょう。

GA4とSearch Consoleはどう使い分けますか?

GA4はサイトに来たあとの動き、Search Consoleは来る前の検索キーワードや順位を見る道具です。まずGA4で読まれているページを見つけ、次にSearch Consoleでそのページがどんな言葉で見つけられているかを確認する順番がおすすめです。

アクセス解析が入っているかどうか自体、分かりません。

制作会社に確認するのが確実です。GA4のアカウントにログインできるかどうかでも判断できます。設定されていない期間のデータは後から取れませんので、早めの確認をおすすめします。

まとめ

  • PV数(GA4では「表示回数」)は、ページが何回見られたかを表す数字。関心の入口が分かるだけで、成果そのものではない
  • 平均エンゲージメント時間は「実際に画面を見てくれていた時間」。読まれているかどうかは、この数字と合わせて判断する
  • GA4はレポート→エンゲージメント→ページとスクリーンの1画面、上位10ページだけ見ればまずは十分
  • 表示回数とエンゲージメント時間で4分類すると、直すべきページと後回しでよいページが自然に見えてくる
  • 1日ごとの上下や自社アクセスの混ざりは気にせず、月単位の傾向で見る
  • 最終的なゴールはPVアップではなく、問い合わせや電話といった反応につながること

「うちのサイトの数字、これって良い方なんでしょうか?」といったご質問だけでも大歓迎です。GA4の画面を一緒に見ながら、次に直すと効きそうな1ページを探すお手伝いもしています。瀬戸市近郊であればお伺いもできますので、気軽に声をかけてください。

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